校長のあいさつ

最新の校長のあいさつ文をそのまま掲載します。

2月学校だより

   できないことを数えるよりも、できることを数えよう

                                校長 市川 栄子

 今年は暖冬と言われますが、さすがに「大寒」、先日は雪混じりの雨となりました。インフルエンザや新型肺炎等の心配はまだまだ続きますが、節分、立春、雨水を経てどんどん暖かくなっていきます。日も延びて光のきらめきを感じるのも2月、心もわくわくする季節がやってきます。
 さて学校では、1月21日、NPO法人パラキャンから障がい者スポーツで活躍されているアスリートの皆さんをお招きし、3年生以上の児童が参加して、「パラリンピックキャラバン(通称パラキャン)体験講座」を実施しました。体験を通じて、ユニバーサル社会の実現に向けての理解を深め、自分を含めた全ての人がもっている可能性に気付くことを目的としています。日本パラキャン代表の中山薫子さん、車いす競技で活躍されている高橋剛志さん、石原正治さん、永易 雄さんの4名が来校されました。すばらしい時間を共有した子供たちは、真剣なまなざしで講師の方々を見つめ、迫力あるプレイに大興奮しました。実際に車いすに乗ってリレーやバスケットボールを体験し、車いすの生活やバリアフリー、スポーツに打ち込む姿などのお話を聞かせていただきました。「どうやったらみんなが楽しくできるかな、スポーツはいろんな工夫できるよ!」「自分に何が関係あるかなあって考えてみると、なるほど!がたくさん見つかるよ」など、講師の方々の熱いメッセージを聞き、子供たちの瞳は輝いていました。
 子供たちの感想を紹介します。(抜粋)
○パラキャンの体験をして、他者との関わり方や、自分には何ができるかなどを学びました。4人ともぼくたちに楽しく優しく接してくれて、たくさん努力することの大切さを教えてくれました。自分の夢に向かって進んでいこうと思いました。できないことよりできることを数えて、たくさん考えて、いい大人になれるようにしたいです。
○心のバリアフリーを学びました。心のバリアフリーのない人が少しでも周りにいると障がいがある方の生活は大変だと思います。事故や病気を乗り越えて、できることに希望をもって生活している障がい者の方に失礼だと思います。私は、心のバリアフリーを心にとめて、公平な社会にしたいです。私から変わっていきたいです。
○自分の知らないことがたくさんあるのだなと思いました。私が特に驚いたのは、車いすと得点です。車いすは普通のといろいろなところが違っていて、もっと知りたくなりました。パラリンピックも今日学んだことを思い出しながら応援したいと思いました。
○歩けなかったり、差別されたりしてかわいそうと思っていたけど、やろうと思って練習すればできるようになるのは、みんな同じだと思いました。できることを数えて前向きに生きていくことが大切だと思いました。学校でも家でも街でも、困っている人がいたら、見てるだけではなくて自分にできることをやっていきたいです。
○お友だちのすごいところや初めてできたことをほめるのは大切だと感じました。逆に、できないことは「教えてあげるね」や自分もできなかったら「一緒に頑張ろうね」など、そんな言葉で励まし合いながらいいクラスにしたいと思 います。
『できないことを数えるのではなく、できることを数えていこう』の精神で、目標に向かって充実した毎日を送られているアスリートの皆さんから、たくさんの勇気をいただきました。
 ところで、子供たちが何かの決意をする日、または〈やり直し〉を誓う日が、1年のうちに6回あると言われます。自分の誕生日、新年スタートの正月、新学年が始まる4月始業式、夏休み明けの2学期始業式、冬休み後の3学期始業式、そして最後は2月の節分です。少し意外ですが、「豆まきで邪を払ってやり直しを!」をいうことなのでしょう。(参考:教育カウンセラー富田富士也氏)〈やり直し〉を誓う日である節分を機に、自分の目標を確かめ、できていないときは「○○鬼、鬼は外!」と言って豆をまき、できることを数えながら新たな出発をしたいと思います。ご家庭・地域の皆様には、夢に向かって挑戦していく子供たちに、引き続きたくさんの応援をよろしくお願いいたします。

 

更新日:2020年02月05日 12:45:57